奥義伝承回は燃える

 つい先日、オレの誕生日に『機動武闘伝Gガンダム』の第39話「石破天驚拳!決闘マスター・アジア」がYouTubeガンダムチャンネルで配信されたの観賞しましたが、やはり面白いな。

 「新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生」のわかりやすい感動や「真・流星胡蝶剣!燃えよドラゴンガンダム」のようなド派手なバトルはないもののそこまで気を張らずにテンションが上がるという精神的なコストパフォーマンスのいい回だったと思います。

 

 ドモン・カッシュ東方不敗マスター・アジアと接近したところをガンダムヘッドに襲われてしまい、それを打開するために伝授しそびれた流派東方不敗最終奥義石破天驚拳を習得するというのが大まかなあらすじ。ドモンも東方不敗も意外とお互いを思っているところや東方不敗の本音が語られたりといった場面も面白い。ドモンが一度「師匠」と呼んだところをわざわざ「東方不敗」と言い直したりとか。ウォン・ユンファが東方不敗を「やっこさん」とか呼んだけど現実世界ではまず使わんわ。どうして東方不敗周りの人間はいちいち語彙が面白いんだよ(笑)。ちなみにやっこさんは「同等以下の人を軽んじたり、親しみを込めたりしていう語」ということらしいのでウォンは「東方先生」とは呼んでいるけど内心ではそこまで敬意を払っていないことがわかりますね。

 お話のクライマックスではドモンと東方不敗がビルの残骸を蹴り(殴り)飛ばして脱出するシーン!ここで挿入歌「戦闘男児」の広東語バージョンが流れるしこの二人の一撃が一枚絵になっているのが熱い!もう一つが風雲再起のモビルトレースシステム。馬もできるんかい!

 

 と、思い切りケレン味あふれる演出で圧倒したのちにドモンも無事石破天驚拳を習得!そして廃墟を見せた東方不敗の思惑は…。というところでつづく。

 

 やはり面白かった。これもある意味Gガンダムからの誕生日プレゼントだったのかもしれない。